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(平成28年8月26日)不適切事案に対する現地確認(第5回)
平成28年8月3日に開催された原子力規制委員会において、平成28年度第1四半期の保安検査結果が報告され、本事案に係る監視状況が公表され、再発防止対策に係る有効性評価まで確認されたことから、同保安検査の内容及び再発防止対策の進捗状況等について確認するため、安全協定に基づく現地確認(第5回)を米子市及び境港市と合同で実施しました。
(参考)事案の概要
(参考)事案の概要
1 日時
平成28年8月26日(金)9:00から12:00
2 場所
島根原子力発電所(島根県松江市鹿島町片句654-1)
3 確認者
【鳥取県】原子力安全対策監、原子力安全対策課職員1名、西部総合事務所職員1名
【米子市】防災安全課職員1名
【境港市】自治防災課職員1名
4 確認事項
中国電力から関係書類の提示を求め、再発防止対策の実施状況(H28.6.末時点)等を確認した。
ア 不適切に製作されたドラム缶
原子力発電所内で適正に保管されており、現在搬出に向けた品質保証のための検査方法等について検討を進めている。
イ 再発防止対策の状況(平成28年2月~平成28年6月分について)
項 目 | 再発防止対策 | 主な確認内容 |
業務管理のしくみの改善
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EAM※点検計画表の管理対象としていなかった機器の点検計画管理方法の改善(見える化) |
・EAM以外の方法で管理する機器について手順が定められるとともに、周知されていことを確認した。
・EAMの改良が年度内に完了予定であることを確認した。
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固型化設備稼働前の確認プロセスの改善 | ・設定したホールドポイントについて、手順書に基づき設備機動前の点検を実施していることを確認した。 | |
業務に即した手順への見直し | ・他設備への水平展開として、31文書が抽出され、全文書の手順が見直しされていることを確認した。 | |
業務運営の改善 | 管理者によるマネジメントの改善 |
・管理者責務に関する研修が実施されたことを確認した。
・管理者の責務に係る自己評価が実施されたことを確認した。
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内部牽制の強化につながる管理方法の改善 |
・運用後の意見が取り込まれた「官庁関係申請等管理手順書」が改訂されたことを確認した。
・平成28年度第1四半期における、官庁関係申請等管理手順書に基づき作成される文書において不適合が発生していないことを確認した。
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監査体制 | ・社外からの監査・検査等への管理者の同席について周知されていることを確認した。 | |
意識面(不正をしない、原子力安全文化)の取り組みの改善
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今回の不正事案の事例研修を実施 | ・本事案の事例研修が新入社員に対し実施されたことを確認した。 |
「地域に対し一人ひとりが約束を果たし続ける意識」をさらに向上させるための取り組み |
・コンプライアンス行動基準の中間振り返りを実施していることを確認した。
・地域との関りについての話し合い研修を実施していることを確認した。
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適切な発注業務管理の推進 | ・請負者に対し、適切な受注業務要請の実施や、不適切な受注事案がないことを確認していることを確認した。 |
※EAM:原子力発電所の設備に対する保全計画・実施・結果に係る情報を統合的に管理するシステム