廃止措置の実施状況

 使わなくなった原子力発電所から核燃料や放射性廃棄物を取り除き、その後、専用の機械や一般のクレーンやパワーショベルなどを使って解体することを「廃止措置」といいます 。
 原子力発電所の廃止措置は、あらかじめ廃止措置計画を策定して国の認可を受けて実施します。
 中国電力は、平成27年4月30日に島根原子力発電所1号機の営業運転を終了し、平成28年7月4日に廃止措置計画認可を原子力規制庁に申請し、平成29年4月19日に認可されました。
 島根原子力発電所1号機の廃止措置計画は、解体工事準備期間(第1段階)、原子炉本体周辺設備等解体撤去期間(第2段階)、原子炉本体等解体撤去期間(第3段階)、建物等解体撤去期間(第4段階)の4段階に区分し、約30年かけて完了する予定です。
 現在は、2022年度を計画期限とする解体工事準備期間(第1段階)として「燃料の搬出・譲り渡し」、「汚染状況の調査」、「汚染の除去」、「管理区域外の設備・機器の解体撤去」が行われることになっています。



廃止措置計画(中国電力ホームページ)
  •  中国電力は、平成29年7月28日に島根原子力発電所1号機の廃止措置に着手しました。
     島根原子力発電所1号機の廃止措置計画の4段階のうち、現在は、2022年度を期限とする解体工事準備期間(第1段階)の段階です。

  •  中国電力は、平成29年7月11日に廃止措置実施計画を鳥取県に提出し、平成29年7月28日から廃止措置に着手しました。

  •  中国電力は、第4回定期事業者検査を2022年2月18日に開始し、2022年7月25日に終了しました。

  • 島根原子力発電所1号機の定期事業者検査の実施に当たり、住民の安全確保及び環境の保全を図ることなどについて、米子市及び境港市と連名で申入れを行いました。
  •  鳥取県は、廃止措置の状況について確認するために、島根原子力発電所に職員を適宜派遣しています。