(平成28年10月6日)不適切事案に対する現地確認(第6回)

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 低レベル放射性廃棄物のモルタル充填に用いる流量計問題が判明してから運転を見合わせているモルタル固型化設備について、10月4日に中国電力から「準備が整い次第、充填固化体の製作を再開したい」旨の連絡があり、10月5日に説明を受けたことから、該当設備等の現状等を確認するため、安全協定に基づく現地確認(第6回)を実施し、準備が行われていることを確認しました。

(参考)事案の概要

1 日時

平成28年10月6日(木)13:00から15:00


2 場所

島根原子力発電所(島根県松江市鹿島町片句654-1)


3 確認者

【鳥取県】原子力安全対策課職員3名
【米子市】防災安全課職員1名


4 確認事項

 モルタル固型化設備の現況を確認し、設備を構成する機器・計器等に直接関係する再発防止対策を踏まえた点検、確認等が実施されていることを関係書類等により確認した。

ア モルタル固型化設備の現況

イ モルタル固型化設備に係る再発防止対策の運用状況

再発防止対策(業務管理のしくみ) 再発防止対策の運用状況(確認内容)
【点検計画実績表の作成】
・EAM改良まで、EAMで管理できない添加水流量計、モルタル充填流量計、固型化供給機は点検計画実績管理表を作成し、管理者が確実に管理する。
・添加水流量計、モルタル充填流量計、固型化供給機の点検計画実績管理表が作成され、取替及び点検、校正等の実績が適切に管理されていることを確認した。
【固型化設備稼働前のホールドポイント設定】
・固型化設備稼働前のプロセスを改善し、保修部長は設備稼働前に必要な機器の点検・校正が終了していることを確認し、点検・校正が完了していることを示す通知書を作成し、発電部長、技術部長に通知する。
・「固型化設備の管理」記録は、設備稼働前に作成するとともに、点検の有効期限を明記して管理する。
・「固型化設備の管理」記録が作成され、点検の有効期限が明記されているとともに、設備稼働前に必要な機器の点検・校正の終了確認が適切になされていることを確認した。
・点検・校正が完了していることを示す通知書が作成され、保修部から発電部、技術部に通知されていることを確認した。

※EAM:原子力発電所の設備に対する保全計画・実施・結果に係る情報を統合的に管理するシステム
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