(2020年3月24日)原子力災害医療派遣チーム車両の運用開始式

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 鳥取県では、原子力災害発生時に被災地域の原子力災害医療の中心となって機能することのできる医療機関「原子力災害拠点病院」を指定しています。
 この度、原子力災害時に、原子力災害医療派遣チームが要員の派遣や資機材の搬送、情報収集等の活動に使用する車両を原子力災害拠点病院である県立中央病院に県内で初めて配備したことから、運用開始式及び展示(原子力災害医療派遣チームによる情報収集等のデモンストレーション)を行いました。


概要

1 日時
  令和2年3月24日(火)午後2時30分~午後2時45分

2 場所
  鳥取県庁第二庁舎玄関前〔鳥取市東町一丁目271〕

3 原子力災害医療派遣チーム車両の概要
(1)購入金額  2,398万円(消費税含む。登録に係る自賠責保険料等は含まず)
         ※内閣府「原子力発電施設等緊急時安全対策交付金事業」を活用して整備
(2)製作会社  宮野医療器株式会社鳥取営業所
(3)車両    緊急車両の指定、ハイエースを改造、
         全長5.49m×全幅1.88m×全高2.67m
(4)主な特徴
  ・地震災害等との複合災害による通信遮断リスクを回避するため、通信手段の多重化(衛星ブ
   ロードバンド回線、携帯電話回線)を実施
  ・医療派遣チーム員の放射線防護を含む安全の確保のため、車内にγ線用ポータブルエリアモニ
   ターを設置
  ・車内で利用する医療資機材等電源を必要とする車載資機材に必要な電気容量を継続して確保で
   きるよう、車両バッテリーとは別にサブバッテリーを搭載
  ・原子力防災資機材の運搬が容易に行えるよう、車体後部に資機材を積載できるスペースを確保
  ・散光式警告灯やサイレン等の設備を装備し、緊急自動車として運用

【参考:原子力災害医療派遣チーム】
 原子力災害拠点病院に所属し、原子力災害が発生またはそのおそれがある被災都道府県において救急医療等を行うことのできる専門的な研修、訓練を受けた医療チームであり、チームは、医師、看護師及び放射線防護関係者(原則4名以上)から構成され、災害医療の知識、技能に加えて、原子力災害、放射線防護の知識、放射線測定に関する技術を有する。県立中央病院と鳥取大学医学部附属病院に編成。


運用開始式及び展示の様子

当日の様子をとっとり原子力防災動画チャンネル - YouTubeにアップしております。


(左)池口 正英 県立中央病院長 (右)平井 伸治 知事

訓示

原子力災害医療派遣チーム車両の展示

原子力災害医療派遣チームによる情報収集等のデモンストレーション

原子力災害医療派遣チームによる情報収集等のデモンストレーション

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