安定ヨウ素剤は、原子力災害発生時に避難等が必要となった場合に、米子市及び境港市内の一時集結所で配布しますが、県、米子市及び境港市では、島根原子力発電所のUPZ(30km圏内)に居住し、緊急時に速やかに受け取りに行くことができない理由のある方で、希望される方を対象に事前配布をしています。
詳しくは、原子力防災に係る安定ヨウ素剤の事前配布のページを御覧ください。
※安定ヨウ素剤は医療用医薬品であり、市販されていません。配布には原則として医師等の処方箋が必要です。
※安定ヨウ素剤は「医薬品副作用被害救済制度」の対象となる許可医薬品等に含まれており、国等の指示に従い服用した場合は本制度の対象となります。
<原子力規制庁「安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって」(令和 3 年 7 月 21 日 一部改正)より>
【医薬品副作用被害救済制度について】
医薬品を国が承認した「1使用目的・2使用方法」に従って適正に使用したにもかかわらず、発生した副作用により健康被害を受けた場合に、医療費・医療手当や障害年金など各種の給付を行う「医薬品副作用被害救済制度」が設けられている(給付のうち、医療費・医療手当は入院治療を要する程度の健康被害が生じた場合に対象)。
安定ヨウ素剤は、本制度の対象となる許可医薬品等に含まれており、医薬品副作用被害救済制度の対象となっている。安定ヨウ素剤の添付文書の「用法・用量に関連する使用上の注意」には、「1放射性ヨウ素による甲状腺の内部被ばくの予防・低減を目的」として、「2国等の指示に従い服用すること」と記載されているので、国又は地方公共団体の指示に従わず自己判断等で服用して健康被害が生じた場合は、「2使用方法」が適正ではないため、本制度の対象外となる可能性がある。