(2023年11月21日)鳥取県原子力防災支援基地(江府町)の運用を開始しました。
鳥取県では、万が一、原子力災害発生時に避難が必要となる場合に備え、避難の後方支援体制を整備し、避難の実効性を確保するため、県内2か所に避難退域時検査会場で使用する資機材等を保管する原子力防災支援基地の整備を進めており、この度、2か所目の基地が完成したことから、11月21日に運用開始式を実施し、運用を開始しました。
概要
1 運用開始式:2023年11月21日(火)10:00~11:00
2 整備目的
・避難退域時検査は、避難全般のクリティカルパス(ボトルネック)となることから、資機材の迅
速な集中と継続的な補給支援を行う後方支援拠点(基地)が必要。
・このため、原子力防災支援基地の整備により、避難退域時検査の実施に必要とする資機材等を適
時適所に充足し、避難の円滑な実施が可能となる。
・基地には、避難退域時検査会場に必要な資機材を標準化した上で、コンテナに一括収納し、緊急
時には民間の輸送能力等を最大限に活用して、コンテナごと輸送することで迅速な会場設置がで
きる体制を整備する。
※他道府県の原子力発電所での災害時にも該当地域へコンテナを迅速に輸送し、資機材の全国相
互融通体制の一翼を担っていく。
3 概要
・位置:江府町美用地内(江府町防災基地 敷地の一部)
・面積:約535平方メートル
・構造:鉄骨造
・収容量:避難退域時検査会場1会場分資機材(10ftコンテナ:9基)
・財源:令和4年度原子力発電施設等緊急時安全対策交付金
4 特徴
・財源:令和4年度原子力発電施設等緊急時安全対策交付金
4 特徴
・県内2箇所目の原子力防災支援基地(江府基地)の完成により、避難2方向に後方支援体制の整
備が完了
備が完了
・1箇所目の支援基地(鳥取市)との同時被災を回避できる地域に設置
・米子道江府ICに近接し、検査会場まで迅速な輸送が可能
・米子道江府ICに近接し、検査会場まで迅速な輸送が可能