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(平成29年3月9日)島根原子力発電所2号機中央制御室空調換気系ダクト腐食事象に係る報告書の提出についての中国電力からの連絡

中国電力は、本事案の点検結果、原因調査の実施、再発防止策の検討等が終わり、これらをとりまとめた報告書を原子力規制委員会に提出しました。本日、本県に対しこれらについて安全協定第8条に基づき連絡がありました。

1 日時

平成29年3月9日(木) 15時00分~15時20分

2 場所

危機管理局長室(鳥取県庁第二庁舎3階)


3 対応者

【中国電力】
 天野島根原子力本部副本部長兼鳥取支社長、守屋島根原子力本部広報部担当副長
【鳥取県】
 城平危機管理局長、水中原子力安全対策監

4 報告概要

・腐食孔等の発生原因は、ダクト内部で発生した結露ならびに外気とともにダクト内に取り込まれた水分および海塩粒子が、ダクト内面に付着し,腐食を発生させたものと推定している。
・再発防止対策として保守点検内容の見直し、外気処理装置の常用使用及びダクトの仕様の見直しを実施する。
・報告の内容については、今後、原子力規制委員会において審議・確認を受ける。

・原子力規制委員会での審議を踏まえて、さらなる再発防止対策を進めていく。
・今回の原因究明の調査で、腐食に対するメカニズムが解明されて様々な知見が得られ
たため、二度とこのような事象が起こらないように努めていく。
・他の箇所でもダクト腐食が起こる可能性があるという意識を常にもって対応していきたい。

報告書の概要等(中国電力ホームページ)


5 本県からの意見等

・今回見直した点検頻度が十分なものか、原子力規制委員会での審議・判断を注視していく。
・国とよく相談して方向性を出していただき、今回の報告から変更等あれば、再度説明をお願いするととともに、内容によっては現地確認を実施する。
・今回の腐食箇所以外の箇所についても腐食がないかどうか留意するとともに、引き続
き丁寧な説明をお願いする。